理事長メッセージ | Message

ogura

私たちの選択が未来になる

一般社団法人軽井沢青年会議所
第43代理事長 小倉 聡史

【はじめに】

 美しく雄大な浅間山を仰ぎ、緑豊かで水清らかなこの地域に軽井沢青年会議所が誕生してから43年の月日が経とうとしています。この愛すべき郷土を想い、明るい豊かな社会の実現のために邁進されてきた先輩諸兄に尊敬と感謝を申し上げたいと存じます。
 1886年アレクサンダー・クロフト・ショーにより見出され、国際保健休養地、日本のリゾートとして進化を遂げている軽井沢町。先進的な工場群と高原野菜に代表される農業、住みやすい町として発展を続けている御代田町。この浅間南麓には現在35000人もの人々が生活をしています。
 この郷土のために私たちは40周年を期に「Flap your wings to the world」という未来ビジョンを掲げました。そして本年度はこのビジョンをより具現化するための一年にしていかねばなりません。軽井沢町、御代田町の明るい豊かな社会を実現するために。

JAYCEEとして

入会を契機にこの地域の動きに興味を持った方が多いのでは。それまで興味はおろか、知ろうとする姿勢すらなかったはずです。また様々な関係性の中で口に出せない想いも少なからずあったでしょう。その上で青年会議所の魅力を考えると、一つは様々な経験値を持った若者が世界を想い、国を想い、郷土を想い、仲間たちと議論を重ね、明るい豊かな社会の実現のために運動展開をする機会を得たということにあります。もう一つは自分の無学、無知を教えてくれる場面が多々あります。私自身も様々な機会で健全な劣等感を感じてきました。自らの意見を口にせず後悔の念を抱くのであれば今こそ踏み出そう。委員会や例会で自己研鑽を重ねよう。明るい豊かな社会の実現とは何かを一途に考えよう。ある歴代はそれをPositivity と呼び、飛躍と呼び、憧れのまちへの挑戦と呼びました。そして今年はこの地域の今を真剣に考え、この地域の未来を創造しよう。

国際アカデミー招致

 2016年度訪日外国人の数は2000万人を超えようとしています。この地域でも行政や様々な方の努力により商業施設や観光地などの多く場所で訪日外国人を目にする機会が増えました。今や観光産業は外国人無しでは語れない部分もあるように思います。
しかしそこに日本人の矜持や精神性を示すものがあるでしょうか?
 ショーは軽井沢を「屋根のない病院」と呼びました。この恵まれた環境や多くの文化財、別荘文化などの悠久の伝統、真の素晴らしさをどの程度伝え切れているのでしょうか?
 40周年ビジョンの一つに掲げ、昨年5月に総会決議を持って招致を決定した国際アカデミーは前段で示した疑問を解決する軽井沢青年会議所の回答です。毎年、翌年の各国会頭予定者が日本に集い、約10日間に渡り多くのプログラムを実践し、各国のリーダーとして飛躍を遂げる場が国際アカデミー。期間中は世界のリーダーにならんとするJAYCEE達が学校や地域へ訪問し交流を行います。
 国際会議都市を標榜しG7交通大臣会合を開催したとはいえ、世界規模では軽井沢の認知度は皆無と聞きました。外国人宣教師によって見出されたこの町が現状のまま国際的な枠組みから取り残されてしまうのは寂しい限りです。この地域で行われる様々なプログラムを経験したJAYCEEのトップたちが自らの国に帰り、自らの発する言葉でこの地域を語る姿を想像して下さい。その時にはこの地域の世界的認知度やブランド力の向上、トップの集まる町として新たな脚光を浴びるはずです。さらにはホームステイなどで外国人と接する機会を得た地域の皆様の中から世界で活躍する方が輩出されるはずです。「軽井沢・御代田」から「KARUIZAWA・MIYOTA」へ進化も期待されます。
 先ずは2018年度招致に向けた、メンバー間の意思統一。そして地域の皆様や近隣LOMの理解を得ながら、この街の国際化を担う覚悟を持ち活動していこう。

JCカップJrカーリング大会

 今やこの地域を代表するスポーツとなったカーリング。40周年の特別事業として開催したJCカップJrカーリング大会も昨年で3回目となりました。長野県元気づくり支援金の活用や多くの方々のご厚志もあり大会規模も年々成長しています。今年度も第4回の大会を開催致します。昨年度と同様に支援金の活用を視野に入れ、全国規模の大会開催は基より、選手のレベル向上に寄与する事業、カーリングの魅力を発信する事業等々、早い時期から知恵を絞って参ります。
 大会の開催だけでなくカーリングはセルフジャッジがルールです。対戦相手に敬意を払い品格ある振る舞いが求められます。この姿勢こそ今を生きる青少年に求められるのではないでしょうか?スポーツとしてだけではなく他者を思いやる精神性こそがこの競技の醍醐味であると信じ、競技人口の増加にも努めます。
 この大会の未来を考えたときに、より多くの方の意見を頂ける機会が必要であると感じています。カーリング協会の方々、行政や学校さらには地域の方々を巻き込んだ運営を模索して参ります。
 この大会出身者がオリンピックの舞台で活躍するのは遠い未来ではないはずです。日の丸を背負い志高い選手を輩出するべく、世界への登竜門となるよう、そして未来のオリンピアンのためにこの事業を大切にしていきます。

会員拡大・会員資質の向上

 地域から青年会議所の灯を消してはいけない。会員数の減少で存続が危ぶまれるLOMも出てきています。中には志半ばで解散を選択したLOMもあります。未来に亘り青年会議所運動を展開するためには会員拡大は不可欠です。今年度も最重要課題として取り組んで参ります。
 この圏域は全国的にも珍しく人口が増加している地域です。私たちのLOMは代々この地で生計を立てている者と他地域より移り住み商売の糧、生活の場としてこの地を選んだ者まで様々です。多くの仲間を迎える土壌がこのLOMには育まれていると言えます。より多くの意見を反映した運動を展開するためにも、工夫を凝らした拡大事業を行いましょう。
 会員資質の向上も必要です。青年経済人として、更には地域の次代を担うリーダーとして修練を重ねなければと考えます。己を磨き仲間と切磋琢磨しながら魅力ある人間に成長していきましょう。会員一人ひとりの輝きが増せば、より地域方々から必要とされるLOMに成長するでしょう。その際は同世代の仲間が自ら私たちのLOMに加わってくれると信じます。

地域を先駆けるJAYCEEは憧れの存在となる

 私たちが思い描いた夢を実現するためには、会員の増員と資質の向上が必須です。最近、軽井沢青年会議所の活動が地域の方々に届き始めていると感じています。「地域のために」という私たちの思いや姿勢に共感を得ながら、青年会議所の活動がさらに浸透すれば入会を希望する方も増えるはずです。また、JAYCEEは地域を先駆ける存在であり、青年経済人として一人ひとりが憧れられる存在であってほしいと願います。多くの政治家や経済人、文化人や著名人が集まる別荘地軽井沢を活動圏域に持つ軽井沢青年会議所の強みを最大限に活かすべきです。また、どんなに素晴らしい活動をしていても、知られていなければやっていないも同然です。なるべく多くの方々にわかりやすく伝わる方法で私たちの活動を伝えていく努力が必要となります。FacebookやTwitterなどのSNSも利用して積極的に発信していきましょう。

地域との交流

 明るい豊かな社会実現のためには、身近な郷土を知らなくてはなりません。この地域の未来を語るとき独りよがりな存在にならないために、地域の方々や団体の方々と交流を重ねましょう。他者の言葉を真剣に聞いてこそ私たちの意見に耳を傾けてくれる人も出てくるはずです。国際アカデミーの招致やカーリング大会の開催は私たちだけでは成功に導けるはずもなく、多くの方々の協力があってこそとなります。謙虚な気持ちと感謝の念を忘れずに。強いてはそれが愛郷心に繋がるはずです。

長野ブロック協議会会長輩出

 今年度は当LOMより初めて長野ブロック協議会の会長として袖山尚君を輩出します。
 それに伴い敬愛する仲間が様々な役職で責任を果たしていくことになります。大きな決断に敬意を表します。この事はLOMにとっても新たな挑戦です。この一年は長野ブロック協議会を会員全員で支えて参りましょう。そして日本、地区の事業に積極的に参加致しましょう。

【結びに】

 私が軽井沢青年会議所に入会してから7年目になります。事務職が多かった私ですが、2015年度ブロック協議会事務局長時、ブロック大会継承式の企画運営を任されました。
 不安で押し潰されそうでしたが事務局の仲間達と夜な夜な会議を重ね、幾度となくリハーサルを行い、完璧を期して臨んだ当日でしたが予期せぬ出来事が起こり終了時間を10分程経過して閉式となりました。時間に厳しいJCです、本来であれば議案書の報告にどのように記そうと不安になるはずですが、この日ばかりは違いました。妙な達成感が私の中にありました。事業の目的であった、次年度の継承キーを伝達できたこと。卒業生を厳粛な雰囲気の中送り出せたこと。そして事業を作り上げた仲間との喜びでした。
 JCの醍醐味は事業を企画運営してこそです。それは自分の成果より他者の幸福を追求する点にあるからです。より良い効果をもたらすための議論であれば大いに交わしましょう。新たなことに積極的に挑戦し地域の未来を創造しましょう。失敗をしたらどうしたら次に同じ過ちを繰り返さないかを考えそれを伝えましょう。失敗しても仲間が知恵を出してくれます。何かあれば理事長の私が責任を取ります。安心して事に当たって下さい。
私たちの選択がこの地域の未来になる。一年間共に頑張っていきましょう。

【基本理念】

未来を見据えた責任ある運動展開

【基本方針】

1.国際アカデミー開催に向けた招致活動
2.JCカップJrカーリング大会の飛躍、発展
3.組織力強化に向けた会員拡大、リーダーの育成
4.地域との連携強化