理事長メッセージ | Message

ishizaka

率先垂範 ~全ては地域のために、子供たちのために~

一般社団法人軽井沢青年会議所
第44代理事長 石坂 洋二

【はじめに】

1975年6月18日、高い志を持った青年たちが集い、郷土発展と理想社会実現に向けた創立宣言文のもとに軽井沢青年会議所を発足させました。以来多くの先輩方が、時に笑い、時に苦しみ、涙しながら力の限り活動をしていただいた結果が、今のこの地域の礎となり、我々の活動の指針となっています。第44代理事長の職を預かるにあたり、軽井沢青年会議所の歴史に敬意を表し、継承すべきものを磨き上げ、新たなものを生み出し、今の時代を担う青年として「明るい豊かな社会の実現」に向けた責任を果たすべく、覚悟を持って行動する決意を新たに致しました。

本年も、創立40周年で掲げられた未来ビジョン「FLAP YOUR WINGS TO THE WORLD」の2つの柱、JCI国際アカデミーの誘致・開催を一助とし、この地域が国際会議都市となり世界中から各界のトップが集まる場となる事、JCカップジュニアカーリング大会を通して成長した子供たちが、将来世界に羽ばたいてくれる事、この2つのビジョン達成を柱に様々な運動を展開して参ります。

 

【魅力的な組織をつくる】

全国的に会員数の減少が叫ばれる青年会議所にあって、軽井沢青年会議所は近年会員数を増やしています。しかしこれは短期的な結果であって、中長期的に軽井沢青年会議所がメンバーを増やし、地域により良いインパクトを与える為には、更に魅力的な組織にしていく必要があります。魅力的な組織とは、周囲から活動の価値を認められ、活動しているメンバーがやりがいを感じ、自己成長にも繋がる組織と考えます。

地域に活動の価値を認めてもらえる新たな価値・運動を提供する為に、自らの体験や思い込みに囚われる事無く、根拠に基づいた論理的思考と健全な議論によって生み出された運動を展開します。

 

【個の成長無くして組織の成長は無い】

青年会議所はより良い地域をつくるべく運動を発信・展開していく団体です。自ら運動を発信し、地域に好影響を与えようとする者にはリーダーシップが求められます。リーダーシップとは持って生まれた資質ではなく、誰でも身につけ発揮出来る能力です。課題や改善点を見つけ出し、その解決策を目に見える形で表し、率先して取り組む。これを繰り返す事で周囲からの信頼を得て、真のリーダーとなっていくのです。

青年会議所はリーダーの集まりだから強い。一人ひとりが考え、行動するから強い。責任を持つ事から逃げる事無く、高い目的意識と貢献意欲を持って行動出来る団体を目指し、資質向上に向けた取り組みを行います。

 

【会員の拡大】

会員数5人の団体と200人の団体では行える事業の規模が異なります。地域に大きなインパクトを与える事業を行うためには多くの仲間が必要となります。多くの仲間を得るために重要な事は、我々が地域をより良くするために行う妥協の無い運動と、情熱を持ってひたむきに活動するメンバーの姿に共感してくれる人を一人でも多く増やす事です。そして誰でも青年会議所に入会する事で、更に地域の事を考え、行動する事が出来るようになるのです。そういった意味において、会員の拡大こそが、「明るい豊かな社会の実現」へと近づく道だと考えます。

待っていても事は起きません。メンバー全員が、能動的に、主体的に会員拡大を行い、更には入会したメンバーに不安無く活動してもらえる環境を整える事が重要になります。多くのメンバーとともに時間を過ごし、かけがえの無い仲間となり、成長していきましょう。

 

【JCカップジュニアカーリング大会の開催】

継続するという事は、同じ事を繰り返すのではなく、成長し続ける事です。

2014年に始まり、昨年までに4回開催されたJCカップジュニアカーリング大会を、本年も開催します。節目の第5回を迎えるにあたり、第1回開催時には入会していなかったメンバーも多くなってきました。今一度、大会を行う目的を考え、これまでの大会開催で検証されてきた課題や次なる可能性と向かい合い、この地域から日の丸を背負い世界で活躍する選手を多く輩出するため、子供たちに他を慮る日本人特有の美しい精神性を養ってもらうため、地域にカーリング文化を根付かせるために知恵を絞り、継続事業だからこそ成し遂げられる大会を行います。

 

【青少年の自由な思考力・発想力・表現力育成】

文部科学省が、2020年度より「大学入試センター試験」を廃止し、知識・技能の習得に加え、思考力・判断力・表現力を中心に判断を行う「大学入学共通テスト」実施の方針を示した事でも分かるように、私たちを取り巻く環境の変化から、現在の教育には一つの正解を答えさせるのではなく、思考力や表現力を育む事が求められています。この事は大学入試改革が無かったとしても、幼少期に前者の教育を受けてきた私たちが現在、多様な価値観を持つ外国人などと接する時に実感していた事でもあります。

今の子供たちが将来、堂々と自らの見解を表現出来るためにも、その豊かな発想力を抑制しないためにも楽しく学びながら思考力・発想力・表現力を育む事業を開催します。その中で自分が他人とは意見が違う事に怯える事無く、自信を持てる子供が増える事を望んでいます。

 

【この地域を愛する者による楽しいまちづくり】

雄大な浅間山の麓、約130年前に避暑地として見いだされ、和と洋の文化を融合させながら「保健休養地」、「国際親善文化観光都市」として独自の文化を育んできた軽井沢町。江戸時代は旧中山道の宿場町として栄え、今では精密工場を主とした工業や高原野菜に代表される農業が盛んで、安定した気候と便利な交通網で住みやすい御代田町。近年は交通インフラの整備により、首都圏、北陸への移動も容易となり、歴史・文化・住環境においてもこの地域は魅力で溢れています。

「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて、この地域でも「地方創生総合戦略」が策定されています。また、各種団体により、この地域の歴史や文化を守る取り組みも行われています。学生たちはその柔軟な発想力・独自の目線で郷土を見ている事でしょう。皆この地域を想い、更に魅力あるまちにしたいという願いは変わりません。今こそ、官民学の垣根を越えて、共にこの地域について語り合い、行動し、発信していく時です。

その試みを先導し、住民の意識を変革していく事こそが、青年会議所に求められている事なのです。この地域を愛する全ての人が楽しく、気軽に、真剣にまちづくりに取り組める環境整備を目指します。

 

【災害に強いまちづくり】

2011年の東日本大震災以降、栄村、北海道、熊本などで震度6を超える地震が発生しており、首都直下型地震や南海トラフ地震など、いつどこで大規模な地震が発生するか分かりません。加えて最近では洪水による災害も各地で発生し、この地域では2014年に大雪の災害がありました。何よりも、浅間山麓に暮らす私たちにとって、浅間山の噴火は生活に直結した問題となります。自然災害を防ぐ事は残念ながら出来ません。しかし日頃から防災対策をしておく事で被害を少なくする事は出来ます。

メンバーが災害時における知識、リーダーシップを発揮出来る能力を高めるとともに、地域住民と災害時における問題点を考え、対応力を高める事で、もしもの時に一人ひとりが災害の被害者となり得るという当事者意識を持ち、減災へと繋げ災害に強いまちづくりを行います。

 

【国際アカデミーの誘致・準備】

リゾート会議都市の推進に取り組む行政のビジョンと共鳴し、40周年未来ビジョンとして誘致を決めたJCI国際アカデミー。世界約70カ国から各国のリーダーとなるであろうJAYCEEがこの地に集い、その魅力を知ってもらう事で国際的な認知度の向上に繋がるばかりではなく、地域の方々が多様な考え方、文化に触れる事で真の国際化に向けた意識の向上に寄与すると確信しています。

国際アカデミー開催に向けて与えられた環境は恵まれています。高速交通網の整備による主要国際空港からのアクセスの良さ、参加者のモチベーションを保つ美しい自然、様々な会議に対応した会場設備。こういった環境の中、我々の持てる力の中で最大限のインパクトを与えるには具体的にどうするべきか、誘致を進めるとともに詳細に渡る開催計画を講じ、万全の体制を整えます。

 

【創立45周年に向けて】

来年、軽井沢青年会議所は創立45周年を迎えます。40周年を経験してないメンバーが多くいる中で、本年は周年を迎える事の意味を知るために、各地青年会議所の周年式典に参加し、感じ、備える事で、先輩方が築いてくださった歴史に敬意を表し、地域の皆様や他LOMのメンバーの協力に感謝の意を示す事の出来る周年を迎える準備の一年とします。

また、各種事業の規模拡大、もしくはより好影響を与える事業実施に向けての可能性を調査し、引き継ぐ事で45周年以降の軽井沢青年会議所の発展の一助となるような取り組みを行います。

 

【北陸信越地区協議会会長輩出】

本年もLOMでの活動に加え、北陸信越地区協議会会長をはじめ、様々な場面で責任ある職を担う仲間がいます。それぞれが未知の経験であり、不安と緊張に駆られる日もあるでしょう。しかし挑戦する気持で決断を下し、懸命に取り組んだ1年の後には、必ず大きな成長が待っています。私たちLOMメンバーが後ろにいます。失敗を恐れる事無く思い切って、真摯に取り組んでください。そしてその経験を地域へと還元してくれる事を期待しています。

 

【結びに】

入会以来7年間、本当に多くの方にお世話になり、支えていただき、ご迷惑をおかけしながら、与えていただいた機会を全うしてくる事が出来ました。どの1年も無駄な時間はありませんでした。理事長の職を預からせていただくまでに成長させていただいた全ての皆様に、少しでもその恩をお返しするとともに、ひたむきにJCと向き合い、活動を続けるメンバーに感謝の念を忘れず、1年間を過ごして参ります。

 

自らを律し、他を慮る「厳しくて暖かい組織」にしよう。

物事の本質に誠実、真剣に向き合い、明るく、軽快に取り組む「真面目に面白い」組織にしよう。

 

全ては地域のために、子供たちのために。

 

【基本理念】

挑戦から生まれる 誇りと喜びに満ちた地域の実現

【基本方針】

未来ビジョン達成に向けた運動の推進

美しい精神性と自由な発想を持った青少年の育成

論理的施策と郷土愛によって生み出す地域の実現

個の資質向上による魅力的な組織の構築